
マンジャロ ご利用ガイド
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マンジャロ(Mounjaro)ご利用ガイド
対象製剤:2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/15mg
※画像はイメージです。画像と実際に処方する医薬品は異なる場合がございます。
目次
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マンジャロとは
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ご使用方法
2.1 注射手順
2.2 保管方法 -
使用時の注意点
3.1 注射方法と安全管理 -
想定される副作用
4.1 重大な副作用と主な症状 -
ご相談・お問い合わせ
1. マンジャロとは
マンジャロ(一般名:チルゼパチド/Tirzepatide)は、週1回の皮下注射で使用するGLP-1/GIPデュアル作動薬です。2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、血糖値のコントロールに加え、体重減少効果も期待されています。
2. ご使用方法
● 基本的な服用スケジュール
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週に1回、決まった曜日に自己注射します
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初回は2.5mg/週から始め、4週間後に5mg/週への増量が可能です(医師指示による)
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血液検査の指示がある場合は、必ず従ってください
● 注射を忘れた場合
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次の注射まで72時間以上ある場合:すぐに注射し、その後は通常の曜日に戻してください
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次の注射まで72時間未満の場合:忘れた分は飛ばし、次の予定日に注射してください
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2回分をまとめて注射することは絶対に避けてください
2.1 注射手順
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準備:ペン型注射器を室温に戻し、破損・異常がないか確認します。手を洗い、アルコールで消毒します
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注射部位の選定:
- 腹部、太もも、上腕のいずれかに皮下注射
- 毎回注射部位を変えることで、皮膚への負担を軽減できます -
注射の実施:皮膚の下に針をまっすぐ挿入し、薬液をゆっくり注入
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注射後の処置:針を抜いたら、注射部位を軽く押さえます(揉まないでください)
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後処理:使用済みの針は再利用せず、医療廃棄物として安全に廃棄してください(自治体または医療機関の指示に従ってください)
2.2 保管方法
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未使用のペン:冷蔵(2~8℃)で保存。冷凍は避けてください
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使用中のペン:室温(25℃以下)で最大4週間まで使用可能
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直射日光・高温を避けて保管してください
3. 使用時の注意点
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妊娠中/妊活中/授乳中/産後3ヶ月以内の方は使用しないでください
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他の薬を服用中の方は、必ず医師にご相談ください
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医療機関を受診する際は、マンジャロを使用していることを医師に伝えてください
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※医薬品の個人販売(フリマアプリ等)は薬機法違反となる可能性があります。絶対に行わないでください
3.1 注射方法と安全管理
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正しい注射方法の理解が最重要です
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使用済み注射器・針の安全な処理法を事前に確認してください
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万一の低血糖発作などへの対応法も、医師・薬剤師と事前に共有しましょう
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不安がある場合は、遠慮なく医療機関にご相談ください
4. 想定される副作用
● 重大な副作用と主な自覚症状
副作用は突然現れる場合があります。以下のような症状が見られた場合は、直ちに医師・薬剤師にご相談ください。
症状分類 | 主な自覚症状 |
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低血糖 | 空腹感、冷や汗、顔面蒼白、けいれん、手足の震え、意識低下 |
急性膵炎 | 吐き気、激しい腹痛、背部痛、お腹の張り、内出血のようなあざ |
胆嚢炎・胆管炎 | 発熱、寒気、右上腹部の痛み、黄疸(白目や皮膚が黄色くなる) |
胆汁うっ滞性黄疸 | 皮膚のかゆみ、濃い尿の色、黄疸症状 |
5. ご相談・お問い合わせ
ご相談窓口はこちら:testURL